てんかんの治療方法と周囲のフォロー

2019年06月24日
人間の脳のイラスト

てんかんは、わずかの例外を除いては、完治させることが難しいのですが、適切な治療をすればうまくコントロールすることが可能です。
主な治療方法としては、薬物療法や外科的治療、食事療法などがあります。
その中でも薬物治療が最も一般的で治療への第一歩となるもので、特にテグレトールは第一選択薬として使われます。
基本的に、てんかんの治療薬というのは、発作を抑えることを目的としたものです。

てんかんを治す為の薬という訳ではありません。
基本的には、1種類の薬を飲み続けることで治療を行います。
1種類の薬での治療で効果が上がらなければ、他の薬に切り替えることになるのですが、最終的にはやはり1種類の薬での治療を目指すことになります。

治療薬にも副作用があり、個人差はありますが長年にわたって服用する中で、重篤な副作用を表す方もいらっしゃいます。
治療の効果を上げることも大事ですが、それによって、副作用が重くなる様であっては、患者さんにとっては良いこととはいえません。
発作を抑えることの次ぐらいに副作用を最小限に抑えることも大事となってきます。

また、治療にあたっては、患者さんの人生や生活の質をいかに良いものに保っていけるかが重要となります。
てんかんには、社会的に偏見もあり、学校や職場での差別を受けている患者さんも多くいるのが実態です。
周囲の人々がてんかんに対する正しい知識を身に付け、患者さんが不安を感じたり、不快に感じたりしない様に十分に気を配ってあげる必要があります。
長い期間にわたって治療を続けなければならない患者さんの気持ちを周囲が少しでも理解し、できるだけサポートしましょう。
フォローが必要な場面では適切なフォローを行うことで患者さんの病気との付き合い方も楽になっていくのです。