てんかんは腦に起こる急性症候性発作です

2019年12月16日

てんかんは、突然意識を失って反応がなくなる等の発作を繰り返し起こすというような脳の状態に加えて、神経学的、認知的、あるいは心理的にも、社会生活上にも深刻な影響を伴うことのある腦の病気です。
てんかん発作は大腦の疾患であり、脳のどの範囲で異常な状態が起こるのかによりあらわれる症状はさまざまです。
言えるのは、ひとりひとりの症状はほぼ一定していて、あれこれ変わることなく一定した形の発作が繰り返して起こることです。

また、基本的に一過性であり、発作終了後は元通りの状態に回復することが特徴です。
その原因には、脳に器質的な変化がない突発性てんかんと、脳に器質的変化をもつ症候性てんかんの二つです。
そのどちらでも共通の性質があって、大脳の神経細胞から一斉に出現する過剰な放電(発射)があり、その放電(発射)は脳波に記録される波ー棘波として目で見ることがでます。
てんかんに特有なこの脳波異常は、発作が起きている最中にはもちろん、発作がないときにも証明することが出来るので、従って、てんかんは特有の発作を繰り返し、かつ脳波に棘波が現れる病気だということができます。

発作の起きる原因は大きく二つに分けられます、脳が急に大きな影響を被った場合と、自律的に(慢性的に)発作を起こすようになった場合があります。
前者の、脳が急に大きな影響を被った場合を「急性症候性発作」といいます。

急性症候性発作は、反応性発作、誘発発作、てんかん性反応、状況関連発作などとも呼ばれます。
脳炎、頭部外傷、脳血管障害あるいは代謝障害などの影響で脳が反応して起こる発作で、慢性疾患としての症状であるてんかん発作(多くは非誘発性)とは区別されます。