もし身近な人にてんかんの疑いがあるなら検査を

2019年06月09日
気絶している女性

てんかんは、繰り返し発作の起きる病気ですが、発作を起こした本人に発作時には意識がないことが多いので、身近なところで発作時の状況を確認していた人と診察を受けることで、より詳しい症状を医師に伝えることができます。
スマートフォンの動画機能などを利用したりして、可能な限り発作時の状態を伝えましょう。
てんかんと類似した他の病気が原因での発作の可能性もあるので、実際にてんかんかどうかの診断は、必要な検査を受けた後で初めて確定することができます。
確定診断の為に必要な検査として、最も重要なものは脳波検査です。

発作時には通常の脳波とは異なる発作波と呼ばれる特徴的な脳波が記録されます。
脳波検査でも、脳の奥深い場所でてんかん発作が起きている場合は発作波として捉えにくい場合もあります。
また、発作波も頻繁に現われている訳ではない場合もあります。
このことからも、脳波検査は1度ではなく、何回かにわたって行われることとなります。

また、専門病院でないと受けられませんが、ビデオ撮影によって、発作の状況と脳波を同時に記録できる長時間記録ビデオ脳波モニター検査という検査もあります。
長時間にわたってモニターする必要がある為、この検査には入院が必要となります。

大脳の中の状態を詳しく見る為には、CTやMRIなども利用されます。
血流量などの脳の働きを観察できるSPECTや、脳内での酸素や糖の消費量から脳の働きを調べるPETなどを用いればより詳細な脳の活動状況が確認できます。
これらに加えて、心理面や臨床面での検査が加わることもあります。

いずれにしろ、本人には発作を起こしている時に意識がない場合が多いので、周囲の人の対応は大きな意味を持ってきます。
もし身近な人がてんかんかもしれないと思ったら、早く検査を受ける様にアドバイスする必要があります。